「ドスパラ pcだけはやめとけ」と検索すると、根強い悪評が今も目に入ります。結論からいうと、この評判の大部分は2018年前後に起きた出来事に由来するもので、現在のドスパラの実態とは差があります。とはいえ、BTOパソコン特有の注意点が消えたわけではありません。
ここでは「やめとけ」と言われる具体的な理由と、現在のドスパラで実際に注意すべきポイント、それでも選ばれている理由まで整理して解説します。
ドスパラPCがやめとけと言われる理由
ドスパラの悪評には、過去に起きた具体的な出来事が背景にあるものと、BTOパソコンという製品形態そのものに由来するものの2種類があります。まずは背景にある事実から確認します。
2018年のSSD不具合対応が発端
「ドスパラ やめとけ」という評判が広まった大きなきっかけは、2018年頃に発生したSSDの不具合とその対応にあるとされています。搭載されていたSSDに不具合が見つかった際のサポート対応が不誠実だったとしてSNSで拡散され、当時のイメージが今もインターネット上の口コミや検索結果に残り続けている状況です。
景品表示法違反による措置命令の過去
ドスパラは過去に、表示していた性能や条件が実態と異なるとして、景品表示法違反で消費者庁から措置命令を受けたことがあるとされています。SSD不具合の件と合わせて、企業姿勢そのものへの不信感につながった出来事のひとつです。
こうした行政処分の履歴は、初めてBTOパソコンを検討するユーザーにとって不安材料になりやすく、今も検索時に目に入る悪評の土台になっています。
BTOパソコン特有の初期不良リスク
ドスパラに限らず、BTO(受注生産)パソコンは注文ごとにパーツを組み合わせて製造するため、量産品に比べると個体差が出やすい傾向があります。電源ユニットの品質や内部配線の取り回しについて、コストを抑えた構成では不満の声が出ることもあります。
初期不良が心配な場合は、到着後すぐに動作確認を行い、保証期間内に問題を洗い出しておくと安心です。
現在のドスパラで確認しておきたいポイント
過去の出来事とは別に、BTOパソコンを選ぶ上で今も注意しておきたい構造的なポイントがあります。購入前にチェックしておくことで、後悔するリスクを減らせます。
ノートパソコンの選択肢は限られる
ドスパラはデスクトップ型のゲーミングPC「GALLERIA」シリーズに強みがある一方、ノートパソコンのラインナップは他社と比べて選択肢が少ない傾向があります。ノート型を重視する人は、事前にラインナップを確認しておく必要があります。
コラボモデルはコストパフォーマンスが下がりやすい
人気タイトルとのコラボモデルは、通常モデルと同等のスペックでも価格が高く設定されていることがあります。デザインやライセンス価値を重視しないのであれば、通常モデルを選んだ方がコストパフォーマンスは高くなります。
- ノートパソコン重視なら他社ラインナップとも比較する
- コラボモデルは価格差をスペック表で確認する
- 電源ユニットのグレードは購入前に必ずチェックする
これらのポイントを事前に押さえておけば、BTOパソコン特有の後悔は大きく減らせます。
故障リスクを抑えたい場合は、電源ユニットを標準よりワンランク上のグレードに変更しておくと、長期的な安定性が上がります。
それでもドスパラが選ばれている理由
過去の悪評や注意点がある一方で、ドスパラには他社にない明確な強みもあります。ゲーミングPC市場で一定の支持を集め続けている背景を見ていきます。
出荷の速さと24時間サポート体制
ドスパラは受注から出荷までのスピードに定評があり、地域によっては注文の翌日に届くケースもあるとされています。すぐにでもパソコンが必要なユーザーにとって、この納期の速さは他社にはない大きなメリットです。あわせて24時間365日対応の電話サポート体制も整えられており、初心者にも相談しやすい環境が用意されています。
決済手段の豊富さとカスタマイズ画面のわかりやすさ
分割払いは最大48回まで金利手数料なしで利用できるプランがあるなど、決済手段の柔軟さもドスパラの特徴です。またカスタマイズ画面ではパーツごとの違いが説明付きで表示されるため、知識に自信がない初心者でも構成を選びやすい設計になっています。
会社としての事業規模と実績
ドスパラを運営するサードウェーブは1992年創業で、全国に42店舗を展開しているとされています。単体の年間売上高は760億円規模とされ、長年にわたって一定の事業規模を維持している企業です。実店舗を持つBTOメーカーという安心感を重視する人にとっては、支持される理由のひとつになっています。
ドスパラと他社BTOメーカーとの違い
「やめとけ」の声を踏まえて、ドスパラ以外のBTOメーカーと比較してから決めたいという人も多いはずです。代表的な競合として挙げられるのがマウスコンピューターやパソコン工房です。
マウスコンピューターとの違い
マウスコンピューターは長期保証やサポート品質に定評があり、初心者向けの丁寧な対応を重視する層から支持されています。一方でドスパラは出荷スピードとゲーミング向けラインナップの豊富さに強みがあり、すぐにでも使い始めたいゲーマー層との相性がよい傾向があります。
パソコン工房との違い
パソコン工房は価格帯の幅が広く、エントリーモデルからハイエンドまで選択肢が豊富です。ドスパラも同様に幅広い価格帯をカバーしていますが、コラボモデルやデザイン性を重視したラインナップの多さはドスパラならではの特徴といえます。
- とにかく早く届けてほしいならドスパラ
- 手厚い長期保証を重視するならマウスコンピューター
- 幅広い価格帯からじっくり選びたいならパソコン工房
どのメーカーにも一長一短があるため、悪評の有無だけで判断せず、自分が重視する条件と照らし合わせて選ぶことが後悔しない選び方につながります。
ドスパラPCに関するよくある疑問
購入を検討する際に疑問に感じやすいポイントをまとめました。
今でもSSDの不具合は起きやすいのか
2018年当時の不具合は特定の製品・時期に関する問題であり、現在販売されている構成に同じ問題がそのまま当てはまるわけではありません。ただしBTOパソコン全般にいえることとして、パーツの当たり外れが完全になくなるわけではないため、保証内容は購入前に確認しておくと安心です。
初心者でも安心して注文できるのか
カスタマイズ画面の説明が充実していることに加え、24時間対応のサポート窓口があるため、初めてBTOパソコンを購入する人でも相談しながら構成を決めやすい体制になっています。不安な場合は、あらかじめ用意されている鉄板構成のモデルから選ぶ方法もあります。
実店舗で相談してから購入できるのか
全国42店舗のいずれかで、実機を確認しながら相談することも可能です。オンライン限定の構成もあるため、実店舗とオンラインどちらで購入する場合も、事前に取り扱いモデルを確認しておくとスムーズです。
まとめ
ドスパラPCが「やめとけ」と言われる背景には、2018年のSSD不具合対応と景品表示法違反による措置命令という、過去の具体的な出来事があります。これらは現在のドスパラの品質や体制をそのまま反映しているわけではありませんが、検索結果や口コミには根強く残り続けています。
一方で、出荷の速さや24時間サポート、決済手段の豊富さなど、現在のドスパラには他社にはない明確なメリットもあります。BTOパソコン特有の注意点を理解した上で構成を選べば、コストパフォーマンスの高い1台を手に入れることができるでしょう。
