「グローバルパートナーズ やばい」と検索する人の多くは、SNSで流れてきた動画やテレビ番組を見て、どんな会社なのか気になっているはずです。結論からいうと、同社は「ゾス」に代表される昭和型の体育会文化をあえて前面に出している会社で、その発信が炎上と注目を繰り返し集めています。
一方で、社員口コミサイトでは士気や評価制度への満足度が高いというデータもあります。この記事では、やばいと言われる理由を報道・公開情報と口コミの傾向に分けて整理し、入社やインターン参加の前に確認したい点まで解説します。
グローバルパートナーズがやばいと言われる背景の結論
「やばい」には批判と評価の両方が含まれる
グローバルパートナーズの「やばい」は、ブラック企業ではないかという警戒だけで使われているわけではありません。厳しい指導や独特のノリに対する批判と、若手が熱量高く働く姿への驚きや共感が、同じキーワードの中に混ざっています。
そのため、口コミやSNSの反応を読むときは、どちらの意味の「やばい」なのかを切り分けることが大切です。
会社の基本情報
グローバルパートナーズ株式会社は、東京都豊島区池袋に本社を置くベンチャー企業です。公開情報を整理すると、次のような会社です。
- 2009年に「アリババマーケティング」として設立され、2013年にグローバルパートナーズへ商号変更
- 代表取締役社長は山本康二氏(光通信で取締役・常務取締役を歴任した人物)
- 公式サイトではワカモノ応援事業、ベンチャー支援事業、グローバル事業、メディア事業を掲げている
- 代表の著書に『昭和が9割正しい!〝ゾス流〟強い人間・会社・日本のつくり方』(ビジネス社、2025年)がある
山本氏は1995年に光通信へ入社し、28歳で取締役に就いた経歴を持ちます。いわゆる「光通信系」の営業文化を知る人物が率いていることが、社風を理解するうえでの前提になります。
グローバルパートナーズの情報を調べるときは、会社本体・グループのスクール事業・代表個人のメディア発信を分けて見ると混乱しにくくなります。炎上した動画がどの事業の、どんな立場の人に向けたものかで、評価の前提が変わるためです。
やばいと言われる理由1:「ゾス」に象徴される体育会文化
朝礼や返事で使われる「ゾス」
同社を語るうえで欠かせないのが「ゾス」という掛け声です。朝礼などで全員が大きな声で「ゾス」と叫ぶ様子は、テレビ番組や同社のSNS発信でも繰り返し紹介されてきました。
代表自ら「昭和が9割正しい」と打ち出しているように、根性や上下関係、飲み会でのコミュニケーションを肯定する姿勢がはっきりしています。働き方改革やハラスメント対策が重視される今の時代とのギャップが、「やばい」と言われる大きな理由です。
2025年11月の社内ダンス動画
2025年11月には、オフィス内で社員数十名が「飲め飲め」という歌詞の曲に合わせて踊る動画が拡散し、話題になりました。Sirabeeの報道によると、社長の誕生日をサプライズで祝った場面を社員が投稿したものだったとされています。
SNSでは「典型的なブラック企業」「宗教では?」といった批判がある一方、「今の日本にはこういう元気が足りない」と好意的な声もありました。山本氏は取材に対し「仕事も遊びも本気でやる。それがグローバルパートナーズの文化です」とコメントしています。
体育会的な社風が合うかどうかは、能力よりも価値観の相性で決まる部分が大きいです。大声での唱和や飲み会参加に強い抵抗がある人は、条件面が良くても入社後にストレスを感じやすいので、事前に実際の雰囲気を確かめておきましょう。
やばいと言われる理由2:厳しい叱責動画の拡散
2026年2月に拡散したZOSS Schoolの動画
最も大きな炎上になったのが、2026年2月にX(旧Twitter)で拡散した叱責動画です。複数のネットメディアの報道によると、同社グループが運営するビジネススクール「ZOSS School」で、営業目標に届かなかった参加者が人前で強く叱責される様子が映っていました。
動画内では、目標40万円に対して実績が6万円だったことを挙げて「いてもいなくても変わんない」といった発言があったと報じられています。これに対し「パワハラではないか」という指摘が相次ぎました。
会社側の説明と受け止め方
報道によれば、同社は2月9日にXで見解を示し、動画はグループが運営するスクールでの振り返りの場で、雇用関係に基づくものではないと説明しました。叱責された本人も「自分が100%悪い」「良い刺激になった」と投稿したと伝えられています。
ただし、雇用関係の有無にかかわらず、人前で強く詰める指導そのものに違和感を持つ人は少なくありません。本人が納得していても、外から見て「やばい」と感じる人が多かったことが、炎上の広がりにつながったといえます。
職場でのパワハラは、労働施策総合推進法で事業主に防止措置が義務づけられています。一方で、スクール生やインターンなど雇用契約がない立場では、社員と同じ保護の枠組みが当てはまるとは限りません。参加前に自分の立場を必ず確認しましょう。
やばいと言われる理由3:テレビ番組で社風が可視化された
ザ・ノンフィクションで新入社員の奮闘が放送
2026年3月22日と29日には、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」で同社が取り上げられました。前編のタイトルは「今どきじゃない会社で夢みる 僕と私の新入社員物語」で、新入社員が営業成績を競い合う姿が描かれています。
番組では、「ゾス」と叫ぶ朝礼や上司からの厳しい言葉、社員同士の飲み会などが紹介されました。成果を出して評価される新人と、なかなか売上が立たずに苦しむ新人が対比的に映されたことで、成果主義の厳しさが強く印象に残る構成でした。
放送後に賛否が分かれた反応
放送後のSNSでは、批判的な意見が目立ったといわれています。時代に合わない指導だという驚きや批判の一方で、若いうちに鍛えられる環境を評価する肯定的な声も見られました。
テレビで一度に多くの人の目に触れたことで、「グローバルパートナーズ やばい」という検索が増えたと考えられます。番組の印象だけで判断せず、実際の労働条件を別に確認することが大切です。
ドキュメンタリー番組は、視聴者の感情が動く場面を中心に編集されるのが一般的です。放送された内容は事実の一部ではあるものの、日常のすべてではありません。気になった点は、選考や面談の場で具体的に質問して確かめましょう。
やばいと言われる理由4:成果主義による年収と評価の差
口コミサイトに見る年収のばらつき
社員口コミサイトOpenWorkでは、2026年9月時点で同社の平均年収は621万円(正社員14人の回答)と表示されています。注目したいのは幅の広さで、回答者の年収は250万円から1,570万円まで開きがあります。
平均年齢は29歳と若く、成果を出せば20代でも高い収入や役職を得られる一方、結果が出ない期間は収入が伸びにくい構造だと読み取れます。この差の大きさが、「稼げる」と「厳しい」の両方の評判を生んでいます。
高評価の項目と低評価の項目
同じくOpenWorkの評価項目を見ると、項目ごとの差がはっきりしています。主なスコアは次のとおりです。
| 評価項目 | スコア(5点満点) |
|---|---|
| 社員の士気 | 4.8 |
| 人事評価の適正感 | 4.7 |
| 風通しの良さ | 4.5 |
| 20代成長環境 | 3.9 |
| 待遇面の満足度 | 3.1 |
| 人材の長期育成 | 3.1 |
| 法令順守意識 | 3.1 |
士気や評価制度への満足度は高い一方、待遇・長期育成・法令順守は相対的に低めです。月間残業時間は29.7時間、有給休暇消化率は75.0%と表示されており、極端な長時間労働を示す数字ではありません。
OpenWorkの総合評価は4点台と高いものの、回答者数は26人と多くありません。社風に共感して残っている人ほど回答しやすい傾向もあるため、退職者の口コミや別サイトの評価もあわせて見ると、偏りの少ない判断ができます。
入社・インターン・スクール参加前に確認したい注意点
社員とスクール生・インターンの立場の違い
同社には正社員として働く道のほか、グループのスクールやインターンとして関わる道もあります。2026年2月の炎上で会社側が「雇用関係ではない」と説明したように、立場によって契約内容や守られる権利が変わる点は見落とされがちです。
特に学生の場合は、次の点を書面で確認しておくと安心です。
- 雇用契約か、業務委託か、スクールの受講契約か
- 報酬の有無と、成果報酬の場合の計算方法
- 活動時間や拘束日数、途中でやめる場合の手続き
- 指導内容をSNSや動画で発信されることがあるか
面接や面談で聞いておきたいこと
社風が個性的な会社ほど、入社前の情報収集がミスマッチを防ぎます。面接では遠慮せず、次のような質問をしてみるとよいでしょう。
- 固定給と成果給の割合、未達時の給与の下限
- 新人が最初の数か月で成果を出せなかった場合のフォロー体制
- 飲み会やイベントへの参加が実質的に必須かどうか
- 社内の様子を撮影してSNSに投稿する運用のルール
SNSでの発信に自分が映る可能性
同社は代表のYouTubeやSNSなど、社内の様子を積極的に発信している会社です。社内イベントや研修の場面が動画として公開され、それが拡散するケースは過去にも起きています。
自分の顔や発言がネット上に残ることに抵抗がある人は、撮影や投稿への同意を断れるかを事前に確認しておきましょう。
入社後に「聞いていた話と違う」と感じたときに備え、面接で聞いた条件はメモに残し、労働条件通知書と照らし合わせておきましょう。困ったときは、各都道府県の労働局にある総合労働相談コーナーで無料相談ができます。
それでもグローバルパートナーズが合う人・良い面
若手でも結果次第で上に行ける環境
成果主義の裏返しとして、年齢や社歴に関係なく結果を出した人が評価されやすい点は大きな魅力です。OpenWorkで「人事評価の適正感」が4.7と高いことからも、評価の分かりやすさに納得している社員が多いことがうかがえます。
営業力や人前で話す力を短期間で鍛えたい人にとっては、ほかの会社では得にくい密度の経験になる可能性があります。
向いている人の特徴
ここまでの情報を踏まえると、グローバルパートナーズと相性が良いのは次のようなタイプです。
- 数字で評価されることにやりがいを感じる人
- 厳しいフィードバックを成長の材料として受け止められる人
- チームで盛り上がる文化や飲み会が苦にならない人
- 20代のうちに収入や役職を一気に上げたい人
反対に、安定した固定給や落ち着いた職場環境、ワークライフバランスを最優先したい人は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
「合うかどうか」は、実際に働く人と話すのが一番の近道です。説明会だけでなく、OB・OG訪問や社員面談で、入社1〜2年目の社員に一日の流れや辞めた同期の理由を聞くと、発信されている姿との違いが見えてきます。
グローバルパートナーズがやばいと言われる理由のまとめ
グローバルパートナーズが「やばい」と言われるのは、「ゾス」に象徴される体育会文化を隠さず発信していること、2026年2月の叱責動画や3月のテレビ放送で厳しい指導や成果主義が広く知られたことが大きな理由です。
一方で、OpenWorkでは社員の士気や評価制度への満足度が高く、残業時間も極端な水準ではありません。年収の幅が大きく、合う人には大きく成長できる環境、合わない人には強いストレスになる環境だといえます。
入社やインターン、スクールへの参加を考えている場合は、SNSや番組の印象だけで決めず、雇用形態・給与体系・発信のルールを具体的に確認したうえで判断しましょう。
